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誰でもわかる教習所の選び方!知らないと損する3つのコツ

2020年11月30日

多くの人は、教習所に通うのは一生に1回、多くても2回です。「どこの教習所が良かった?」と聞いても、比較できないため良し悪しをキチンと答えられる人は少ないのではないでしょうか。通い始めてから「こんなはずじゃなかった。。」と、公開することの無いように、自分に合った教習所選びのポイントを押さえておきましょう。


コツその1:自分の生活スタイルに照らし合わせみる。

教習所に求める条件は通う人によって変わってきます。

例えば同じ学生でも、放課後に時間があって比較的時間の都合がつく方もいれば、就活やサークル、バイトなどで忙しくてまとまった時間は取れないという方もいるでしょう。

社会人なら多くの人は平日昼間は仕事のため、土日や夜にしか教習所に通えない方が多いでしょう。逆に子供が幼稚園や小学校に行っている間に、という方は昼間限定ですし、仕事や介護などの都合で免許の取得が必要な方は、「今すぐ必要だから!」と、短期間で取得が条件となります。

こうした自分のライフスタイルや要望を整理してみて、確実に通えそうな条件の教習所をまず絞り込んでみましょう。


コツその2:教習内容の違いについて

第一に、教習所の立地です。「いつ通うか」「どうやって通うか」が重要です。

自宅から通う人なら、できれば自宅から近いこと。徒歩や自転車で気軽に行けるなら最高です。そういう立地に教習所が無い場合は「送迎」を使うことになります。駅や学校、町のショッピングモールや特定スポットまで定期的に送迎をしている教習所や、中には自宅近くまで迎えに来てくれる「個別送迎」の教習所もあります。

学校や、仕事などで電車や公共交通機関を使う人なら「途中下車」も考えられます。自宅の最寄りから、職場や学校までの間の駅の近く、もしくは駅まで送迎に来ている教習所が無いか探してみましょう。通学免許のキャンパは、「沿線でシ絞り込み」ができますので使ってみてください。

また、それぞれの教習所で独自のお得なプランを用意している場合があります。

例えば、できるだけ短い時間で取りたい場合は、プラスアルファの料金で「ハイスピードプラン」「短期取得コース」を設定している場合があります。通常は、自分で都合の良い時間に教習・学科を受けるのですが、短期取得の場合は1日に多くの学科や教習を集約し、まとめて受けることで期間を縮めるものです。早く取れる代わりに、まとまった日数の確保が必要になります。

教習・検定で不合格になっても追加料金がかからない「安心プラン」「保証プラン」というものもあります。予め、プランの追加料金を払うと「◎時間までオーバー保証」「卒業までオーバー保証」といった保証を受けられます。ただし、オーバーしないで卒業しても基本的に返金はありませんので注意が必要です。

その他、通常2~3時間程度しか予約できない予約時間数を増やせるプランや、その人にあった教習のスケジュールを提案してくれるプラン。教習車の予約が優先的に取れるプランなど、いろいろありますので比べてみてください。

これらのプランは、教習所で追加料金を払うと利用できます。

また、設備も重要です。ロビーで無料のWi-Fiがあれば、待ち時間も退屈しません。お子様連れの方には「託児所完備」の教習所も。教習の間だけ、所内のキッズルームでお子様の面倒を見てくれて安心です。利用に予約が必要な場合がありますので注意してください。

いろいろ見比べて、あなたに合った教習所を探してください。


コツその3:いわゆる「公認校」と「非公認校」について

学科や技能を学ぶ自動車教習所は大きく分けて一般的に「公認校」と呼ばれる指定自動車教習所と、「非公認校」と呼ばれる届出自動車教習所の2種類があります。同じ用に街中でコースを構えて教習を行っていますが、この2つには違いがあります。


公認校(指定自動車教習所)とは。

「指定自動車教習所」は、各都道府県の公安委員会によって「公認」を受けている、いわゆる「公認校」がです。

指定自動車教習所を卒業する一番のメリットは「運転免許試験場で、実技試験が免除される」こと。

指定自動車教習所を卒業すると「卒業証明書」が発行されます。これを住民票のある運転免許試験場に持参すれば、試験は学科の筆記試験みとなります。難易度が高い運転実技の技能試験が免除になり、合格率が高められるのが特徴です。

その代わり、届出の教習所よりも料金は高くなります。

この卒業証明書の有効期限は発行後1年間なので、期限内に運転免許試験場にて学科試験を受ける必要があります。


非公認校(届出自動車教習所)とは。

一方、公安委員会によって公認を受けていない教習所は「届出自動車教習所」といいます。

メリットは、公認校に比べて「料金が安い」こと。運転免許試験場で行われるいわゆる「一発試験」も、少ない回数で合格すれば料金が安いため、トータルで少ない金額で免許を取得できる可能性もあります。

しかし、届出自動車教習所を卒業しても免除になる項目はなく、運転実技の技能試験と筆記試験の両方を運転免許試験場で受けなければなりません。運転免許試験場での実技試験は審査が非常に厳しく、合格率はかなり低くなります。

そのため、不合格となった項目の追加教習を追加料金を払って受けることになり、結果的に公認校の教習に通うよりも料金が高くなってしまう場合もあります。もちろん、払った試験料金は返ってこないので注意が必要です。

過去に免許を持っていた方が取消期間の終了後に再取得する場合や、普通免許を持っている方がその他の免許の「一発試験」に挑戦する場合など、腕に覚えがある場合に検討するのが良いかと思います。そういう方でも、リスクを避けるために公認校に通う方も多くいます。


その他、選ぶ際に知っておきたいこと。


MT車(マニュアル)とAT車(オートマ)の違い

普通車の免許にも2つの種類があります。MT車(マニュアル免許・普通第一種免許)とAT車限定(オートマ限定免許・限定付き普通第一種免許)です。

MT免許ではMT車・AT車のいずれも運転することができます。一方、AT限定免許はMT車が運転できません。

MT車運転は左手でシフトチェンジ・左足でクラッチ操作をするため慣れるまで難しくなります。AT車の場合は、左手は主にハンドル操作で、左足も使いません。そのためATの方が免許を取得しやすいと言われています。

また、現在発売されている普通車のほとんどがATの車で、MT車はごく僅かになります。乗用車のみに乗る方は、一生AT車しか乗らない方も多いでしょう。

走りを楽しむスポーツカーMT仕様が作られており、当然MT免許が必要です。仕事でトラックなどに乗ろうと思っている方や、将来中型・大型などステップアップを考えている場合、AT限定免許だと「限定解除」が必要となります。手間になるため、最初からMT免許を取得するのをお勧めします。

MT免許を取得中に難しくて無理だと思ったら、AT限定免許の教習には変更できます。AT限定免許の教習を途中からMT免許に変更することはできません。

入校前に、どちらの免許を取得するかを決めておきましょう。


1日の教習時間の上限、検定の期限。

教習所で実車に乗って教習を受けるのは、所内コースを廻る第一段階でAT12時限 / MT15時限。実際の路上で教習を行う第二段階で19時限となります。

「1日8時間くらい教習を受ければ早く卒業できるのでは?」と思う方もいるかと思いますが、1日に教習を受けられる時間には制限があります。

所内教習(1段階)は1日最大2時限まで。路上教習(2段階)は1日最大3時限までと、法律で決められています。そのため、卒業まで日数がかかるのです。

毎日最大時限数を教習できた場合、MT免許では最短15日~、AT限定免許では最短13日~が、卒業検定までの最短スケジュールになります。

なお、学科教習1日の最大受講時限数は決まっていませんので、教習の合間に学科をたくさん受けることが、早くを卒業するコツです。


教習・検定・証明書などの期限

MT免許・AT限定免許ともに、入校から教習所を卒業するまでの期限は9ヶ月と定められています。

また、全過程を終了してから受ける卒業検定は3ヶ月以内に受ける必要があります。所内教習(1段階)後の検定に合格するともらえる仮免許にも取得から6ヶ月の有効期限があります。

入校から9ヶ月間に教習が終わらなかったり、卒業検定を3ヶ月以内に合格できかったりすると、残念ながらそれまでのプロセスが無効となり最初からやり直しになってしまいます。

教習所の卒業するともらえる卒業証明書の期限は1年間。それまでに運転免許試験場で学科試験を合格できれば晴れて免許取得となります。
万が一、期限を過ぎてしまった場合も教習所に通い直すことになりますので注意しましょう。


通学と合宿の免許取得の違い。

免許を取る際に比較されるのが、通学と合宿。どちらも、教習・学科・検定といったカリキュラムは変わりません。
「自宅から近隣の教習所への通学で取るか」「地方の教習所の近隣に泊まり込み集中して合宿で取るか。」という違いがあります。もう少し詳しく見てみましょう。


「通学免許」は、自分のペースで通える

通学は、文字通り「通って取得する」こと。自宅から教習所に通うため、仕事や学校、部活などと並行して普段と変わらない生活が送れるため、負担の少ない免許取得が可能です。

いつ教習所に行くかは自分のスケジュール次第です。のんびり週に2~3日でも、週に7日毎日通うのも可能です。そのため、自分で都合の良い日の教習の予約を入れて通います。

ただし、教習車の台数には限りがあります。夏休みや春休みなど学生で混み合う時期は予約がなかなか取れず、卒業まで時間がかかってしまうことも。

教習期限の9ヶ月が迫って慌ててしまうことの無いように、できるだけ集中して通うのも大事なことです。また、前回の教習や学科から間が空いてしまって、習ってことを忘れてしまうのも考えもですし。


「合宿免許」は、短期間で取得したい方におすすめ

自宅から通う通学に対して、合宿は宿泊を伴う免許取得の方法です。遠隔地の教習所に行き、近隣のホテルや寮などに宿泊しながら、毎日教習・学科を受けます。その最大のメリットは「最短期間で卒業が可能」なこと。

スケジュールの自由はありませんが、最初から全ての学科・教習のスケジュールが組まれているため予約の手間はありません。順調にこなして行き、ストレートに卒業すれば、AT限定免許で14日間・MT免許で16日間と最短で卒業できます。ただし、その期間+数日分くらいの連続した休みを取る必要があります。

学生の少ない4~7月前半、10~1月頃は比較的料金が安めに設定されており、安い金額での取得が可能です。夏休み・春休みの時期は料金が高めに設定されており、通学と同等かより高くなります(ただし宿泊や食事が含まれているため、それでも安いのですが)

2週間以上のまとまったスケジュールを確保できる方なら、合宿免許をおすすめします。旅行したい地方の合宿先にお友達と申し込めば、免許取得のついでにバケーション感覚を楽しむことができます。もちろん一人で参加されている方もたくさんいます。学生の方なら夏休みや春休みを利用できますね。


まとめ

免許の取得方法はさまざまに分かれており、それぞれにメリット・デメリットもあります。まずは、自分の条件を考えて、都合に合った取得方法・車種・教習所を見つけてください。

通うことがストレスになってしまっては、運転免許を取るどころではありませんよね。自分のライフスタイルにあった「通いやすさ」を見極めて、ぜひ快適な免許取得を目指してください。